実は8月の某日。新型コロナの陽性が出てしまって、自宅療養をしていました。
我が家の場合ですが、どのように行動したのか、どう対応したのか、罹ってみて思ったこと等
書いていきます。

我が家のコロナ感染リスク

我が家は他の家より感染リスクが少ないと思う。
なぜなら、旦那様はずっと在宅ワーク。
私も在宅ワーク。
娘は幼稚園に通っていて、息子は週1回の幼稚園プレ。
しかし8月は夏休みなので、幼稚園はお休みで、預かりなども利用せず。
外出といえば近所を旦那様と子供達は散歩に行っていたくらい。
私だけ週2回ほど買い物に行く以外は、家族ほとんど外出はしていなかった。
そして私は自分で言うのもなんだが、かなり気をつけていた。
人と間隔を空けるのはもちろん、買い物も混雑時間を避け、空いている時間を狙って行っていたし、買い物カゴやカートも消毒をし、スーパーから出るときも消毒をする徹底ぶり。
帰宅後はもちろん手洗いと消毒。
けっこう気をつけていたのに…。

まさかの陽性

ある日、怠くて腰が痛く、熱を測ると微熱。
とりあえず横になって様子を見る。
すると悪寒と腰の痛みが徐々にひどくなってきて、熱を測ると38.5度まで上昇。
「これ、腎盂腎炎かも…」と過去に腎盂腎炎をやっていたので、今回も似た症状だったため、とりあえず寝て、熱は下がった。
しかし、腰の痛みは引かず…。
ネットで調べると腎盂腎炎は病院に行って抗生物質を飲まないと治らないらしく、次の日に発熱外来のあるクリニックへ電話。
すると、とりあえず来てください、ということで、念のため抗原検査を受ける。
するとまさかの陽性。
頭が真っ白に…。
その時、外に出ていないか、とか、仕事は行っているのか、とか聞かれたけど、買い物だけしか行っていないと伝えると、医師は首を傾げた。
医師から、保健所から連絡が行くということ、家族は濃厚接触者になると伝えられ、とりあえず帰宅。
そして隔離生活へ。

陽性者となって

陽性と出てしまった以上、隔離せざるを得ない。
我が家の生活は一変する。
私は部屋に隔離。
ここから10日間の隔離生活が始まる。

腰の痛みが辛く、新型コロナ陽性でも、腎盂腎炎とダブルで罹っている可能性はないのだろうか、と考えたが、陽性がでた時点で「新型コロナ」なのだ。

そして次の日に保健所から連絡が来る。
いくつかの質問に答えて、家族にPCR検査を受けるように言われ、家族もPCR検査を受ける。
横浜市の場合、横浜市の区のサイトに、罹った人向けのアンケートと、LINEの登録(体調を毎日聞かれる)、罹った人向けのしおり、がある。
保健所からは、隔離は可能か(自宅療養は可能か)とか、あとは食事を無料で提供できるがどうするか、とか聞かれた。
周りにあまり迷惑をかけたくなかったので、我が家は食事を頼んだ。
しかし、手続きに時間がかかり、私の時は4日ほどかかると言われた。

陽性と診断されてから2日後くらいにパルスオキシメーターが届けられた。
貸し出しなので、自宅療養が終われば返却する。

陽性者には手厚いが濃厚接触者には手厚くない

陽性者には手厚いのに、濃厚接触者は何も保証がない。
これがけっこうきつい。
だって、自宅から出られないのは一緒だから買い物に出られない。
一人陽性者が出れば一家全員外出禁止だ。

区のサイトに載っていたしおりには、ネットスーパーを使ってください、とあった。
要はそういうことだ。
我が家は、普段から対策として、食べ物のストックや、病人が出た時のためのストック(ポカリスウェットや常備食)、日用品など、多めにストックしていた。
これが本当助かった。
隔離中、ほぼ買い足さなくて済んだからだ。
我が家の場合、近くに親が住んでいたので、買い物等頼むことができたのも不幸中の幸いだった。

幸い家族の結果は全員陰性。
私はほっとした。

届いた食事

市から食事が届くまでの辛抱、と思って、なんとか食いつないだが、送られてくるという食事が実は冷凍食品だと知って愕然とする。
冷凍庫パンパンや…。
しかも我が家は冷凍食品を食べない。
なぜなら体調が悪くなるからだ。
初日に届いた食事は、常温でおけるもので、日持ちのするパンと、療養中に食べるご飯(パック20個)、レトルトカレーと、ティッシュとトイレットペーパー、緑茶のティーバッグ、即席味噌汁、缶の野菜ジュースだった。
次の日に冷凍食品が6食分、届くらしい…。
急いで冷蔵庫を整理する。
どのくらいスペースが必要なのだろうか…。

次の日、おかずセットとご飯にかける具材(丼もの)とパスタが午前中に届いた。
とりあえずその日のお昼を冷凍食品にしてみたのだが、体調が悪くなってしまった…。
2日後、同じ量がまた届く。
頼んだことを後悔した。

その後、みんなでシェアして食べる量を減らせば体調が悪くならないことに気づき、せっせと食べた。
1品は増えるので、それだけでも有り難かった。

おそらく自治体によって食事の内容は違うだろうから、確認した方が良い。

日頃のストックは大事

新型コロナが流行り始めて、私はストックを多めにしていた。
これが功を奏した。
具合が悪くなって一歩も外に出られない、ということを想定して、普段からストックを多めにした方がいい。
ストックしておいて良かったもの(我が家の場合)

  • うどん、そば、素麺などの麺類
  • 調味料類
  • シリアル
  • ポカリや水
  • パン(冷凍保存)
  • 佃煮系(日持ちするもの)
  • 缶詰
  • トイレットペーパー、オムツ等の日用品

うどん等は料理を普段しない旦那様でも調理できる。
調味料は意外にバンバン使った。(めんつゆとか)
シリアルは、朝はこれに限る。
ポカリは暑い夏だったので、子供達がたくさん飲んだ。
佃煮系は「もう1品」という時にとても重宝した。

子持ち昆布が大好きな旦那様のために、ストックを多めに買っといた。
2週間の隔離後、冷蔵庫の佃煮系がほぼ空になっていた。
自分が動けるとは限らないので、それを計算してストックを買っておいた方がいい。

ポカリや水はAmazon等で買えるので、重いものはAmazon等のネットショッピングを使うのがいいかもしれない。
大塚製薬 ポカリスエット 2L×6本

い・ろ・は・すラベルレス 2LPET ×8本

新型コロナに罹ったと想定して、どう行動するか考える

テレビでは何人感染して何人亡くなった人がいる、とか、重症化患者が〜という情報ばかりで、軽傷の人の情報がない。
びびらすだけびびらして、罹ったらこの世の終わり、と悪い方面しか報道されない。
確かに、毎日亡くなっている人がいるのも事実だし、今この時にとても大変な思いをしている人がいるのも事実。
罹ったら必ず重症化するのか、と言われればそうではない。
なので、万が一かかった場合を想定して、どう動くか考えておく必要がある。

  • 誰に報告して、誰に協力を仰ぐのか
  • 発熱外来はどこでやっているのか
  • 隔離部屋をどうするのか
  • 食事をどうするのか

発熱したらどこに連絡するのか。
保健所に連絡するとテレビでは言っているが、私は事前に発熱外来を受け付けているところを調べていた。
なので、スムーズに検査を受けることができた。
具合悪くなってからだと、できないことも多いと思うので、具合悪くなったらどうするかを普段から調べておいた方がいい。

今回罹って思ったのが、症状が酷い人も、ほぼ無症状の人も、「新型コロナ感染者」なのだ。
周りから白い目で見られるのは確実。

周りからの視線が怖い

新型コロナに罹った、と周りに知られると色々と弊害があることは知っていた。
なぜなら以前、職場で感染者が出たことがあったからだ。
私は在宅だったのであまり関わらなかったのだが、対応したスタッフから話を聞いて、とても大変そうだった。
内部でも対応の仕方とかで揉めたし、周りからの心無い言葉や、スタッフの感じ方等、その時に色々と思うことがあった。
その時のことがあったから、ある程度は対応の仕方を知っていたし、一番怖いのは周りからの目だと知っていた。
罹った人が悪い、近づかないで、なんて言う「人」が一番怖いと思った。
そして、その時に人間性が見え、それがきっかけで人間関係がギクシャクしたのも事実だった。
なので今回も最低限の人間にしか陽性になった事実を言わなかった。

正しく対応すれば大丈夫

もし陽性になっても、自治体が出している疾患者へのしおりを読めば、どうすればいいか分かる。
焦らず対応するしかない。
だって罹ったものはしょうがないのだから。
そしてどんなに対策をしていても、罹る時は罹る。
悲観にならずに立ち向かうしかない。

最後に

罹ってみて、普通の風邪と変わりないような印象を受けた。
おそらく普通なら医者に行かないだろう。
ということは、罹っているのに我慢している人がいるかもしれないということだ。
悲しいことに、検査して「陽性」にならないと、新型コロナに罹っているとは言えないのが現状だ。
ということは実は罹っていても気づいていない人がいるということだ。
なので、普段からソーシャルディスタンスは大事だと思う。
そして万が一罹った場合、焦らず、落ち着いて行動してほしい。
色々と助けてくれる機関があるのだから。

私が新型コロナに罹ったお話をしました。
私が罹った時とは現在はまた変わっているので、あくまで参考としてほしい。