話せない息子。
それでも意思疎通はできる。
そんな日常の話。

熱い味噌汁。まだダメよ、と言うが

息子の最近のお気に入りの味噌汁の具は「豆腐」だ。
豆腐の味噌汁を見ただけで目をきらっきらさせてこちらを見てニヤッとする。
「お宅、分かってますね。あっしはこれに目がないでやんす」
とでも言うかのように。
しかし、その味噌汁は出来立て。
私「これ、すっごくあっちぃ(熱い)からまだ食べちゃダメよ!あっちっちよ!フリじゃないよ!分かった?」
息子、うなずく。
息子は「分かった?」と聞くと必ずうなずく。意味が分からなくても(笑)
ただ、いつものこと。
熱いから食べちゃダメだと言っても、食べるだろうな、と思っていた。
息子は話せないが意味は分かっている。


「そうは言ってもね〜」

ななお。驚き私は席を離れる。
旦那が見張る。
手で豆腐をすくおうとする。
息子「あっあっ!(熱いことアピール)」
やはり挑んできた。
分かっていた。
もう一度注意する。
私「だから熱いって言ったでしょう?まだ食べちゃダメよ!」
息子考える。
スプーンを使ってすくった。
頭使った。
息子「あっあっ(スプーンですくえたよ!見て)」
私「良かったね!でもあっちっちだから食べちゃダメだからね!」
息子、スプーンに乗った豆腐を見つめる。息子。泣き
冷めるのを待っているのか、それとも「今ならいけそうな気がする〜」なんて思っているのか。
息子、意を決して口に入れる。
その瞬間!
息子「おっおっ(熱い!熱いっす!)」←口に入っているため「あ」ではなく「お」になる。
私「こらっ!あっちっちだから食べちゃダメって言ったでしょう!早く出しなさい!」
お皿に一度出す。
悲しそうに豆腐を見つめる。
「食べてあげられなくてごめんよぅ」なんて思っているのか。
そしてまた私は席を離れた。


席に着いた時、もうなくなっていた

5分後、やることを済ませ、席に着いた時、すでに豆腐は無くなっていた。息子。スマイル
無事冷めて食べることができたようだ。
そして得意げに空っぽの味噌汁椀を見せてくる。
「あっあっ(おかわりっ)」
味噌汁が入っている鍋を指差して私にアピールしてきた。
そしてよそってきた豆腐の入った味噌汁椀を見て満面の笑みを浮かべる息子なのだった。


やっちゃダメなの分かっちゃいるが…

息子。キメ顔娘は聞き分けがいいので、「やっちゃダメ」と一度言えば言うことを聞いてやらなかった。
息子は違う。
やっちゃダメと言われても分かってはいるがやる。
だってやりたいんだもの。
それが危険でもやってしまう。
好奇心が勝つ。
そして気付く。
危険なものはやっちゃあかんかった!
そして次はできるんじゃないか、と思っているのか、またやる。
あまり学習しない。
流石にかなり痛い目を見ればやらなくなる。
親としてはハラハラする。


最後に

我が家の、のほほんとした日常を少しだけ紹介しました。
男の子ってなんでこんなにやんちゃなのでしょうね。
見ていて飽きません。
「娘と全然違うな〜」なんて思いながら日々楽しんでいます。