2021年4月9日に老衰のため99歳で亡くなられたエディンバラ公爵フィリップ王配。2021年4月17日にウインザー城内にあるセント・ジョージ礼拝堂で葬儀が執り行われた。liveで見たかったが、時間がなくて見られなかった。
なので探して見つけた動画をここにUPする。
写真で振り返る、とか、どんな人物だったのか、とか、そういう記事はあるが意外にない葬儀のノーカット動画。
探すのに苦労した。
なぜならハイライトが多かったから。
それじゃ意味がない。
私がどうしても観たかったもの。
それは「Nimrod」という曲。
イギリスでは追悼の曲という意味合いが強い。
元々は追悼とか葬送曲という曲ではなかった。

エルガー / 独創主題による変奏曲(エニグマ変奏曲) op.36 ”ニムロッド”
Sir Edward William Elgar/Variations on an Original Theme for orchestra (Enigma) op.36 “Nimrod”

本当にいい曲。
イギリスでは、リメンバランス・デーにおいて、ザ・セノタフ(戦没者追悼記念碑)の前で戦没者を追悼するために王立軍楽隊によって必ず演奏される曲。(ウィキペディアより)

葬送曲扱いになるこの曲。アメリカだとバーバーの『弦楽のためのアダージョ』とか。
この曲も本来は追悼曲ではない。いい曲なので別の機会に書く。

フィリップ王配葬儀ノーカット動画

おそらくノーカット。
不謹慎かもしれないがなんと美しい葬儀なのだろう。
音楽も立ち振る舞いも。
表情から悲しみが感じられる。
その悲しみを表現する「Nimrod」の演奏はとても良かった。(不謹慎かもしれませんが)
実はまだ全部は見ていなくて…。(4時間近いんですもの…)
時間がある時に全部見たい。

エリザベス女王とフィリップ王配

イギリスに住んでいた頃、いつも一緒にテレビに映っていた2人。
本当に仲が良さそうだった。
フィリップ王配は、喋らず、常に女王をエスコートしていた。
イギリス人の中には「ダイアナを死に追いやった黒幕だ」なんて言う人もいたけど、私はそうは思わなかった。
なんとなく。
いつもにこやかだったし、優しそうだったから。
葬儀の中の女王がすごく悲しそうで、私が泣いてしまいそうだった。

Nimrod the Hunter by Edward Elgar – Prince Philip Funeral Service

Nimrodだけ抜粋しているのもあったのでこちらも貼っておく。
余談だがイギリスでは礼拝のことをService(サービス)という。
worshipだと思っていて、イギリスで全然通じなかったのはいい思い出(笑)

Nimrod(ニムロッド)

でも私は歌詞付きの方が好き。

ちなみに私はこのAll AngelsのNimrodが一番好き。というかこのAll Angelsでnimrodを知った。
私がイギリス住んでいる時に出会ったCD。
色々思い入れがある。

私の葬儀にはこのNimrodを流してほしい。