初めての幼稚園への登園。プレと呼ばれるお試しが始まる。
2歳上のお姉ちゃん(こおちゃん)がいて、毎朝その登園を見てきた弟の息子。
いつも迎えにくるバス。手を振って、「いってらっしゃい」で送り出す立場。
自分もいつかは登園するなんて、全くもって信じていなかったこの1年。

娘。キメ顔← お姉ちゃん(しっかりもの)でいつもはだいたいぐずらずに登園する子

←弟(2歳半なのにしゃべれない)言葉は理解しているようだが、話がわからないと「わーわー」言う。

 


子供が幼稚園に行きたくない!って言っています?

多くのお子さんは、幼稚園に行くとなるとママが恋しくなり、泣き叫ぶ「幼稚園行きたくない!嫌だ!わーーっ!」とそれでも世の中のママさんたちは、心を鬼にして何じゃくる我が子を強い大人にするために、「いってらっしゃい!幼稚園は楽しいから!」それでも、涙が止まらない。
なんてこと多いと思います。うちの場合はこうでした。

朝起きた時の息子の状況

息子。キメ顔いつも通り、お姉ちゃんを送りにいくものと思っていていつも通りの振るまい。オムツ変えろ!洋服着せろ!靴下はかせろ!靴履かせろ!をする準備。とりあえず朝ごはんを食べる。

いつも通りの朝さ。なんにも心配ない!の顔。

出発直前の息子の状況

息子。驚き突然、いつもはないリュックを背をわされる。驚く息子。いつもと違う状況に若干パニック!(喋れない)

「あーーあーーあーー」(喋れないから伝わらない)
登園の時刻は刻々と迫る。母焦る。

登園中の息子の状況

息子。泣き泣きわめく。行きたくない!のか、ただ錯乱しているのか、登園中の道で母親に引っ張られながら向かう。お姉ちゃんもいるし、バスに遅れないように。

いつもはないリュックを背負って、引きずられる息子。
もはや、万事休す。これまでか!一般的な子供と同じ状況なのか!
やっぱり息子も一般人なのか!?


幼稚園バス到着

幼稚園バスの例の絵

息子。泣き

その時の息子。まだ泣く。そしてお姉ちゃん乗り込む。

登園開始の息子

息子。恐怖母に背中を押され「君も乗るんだよ」と言われた時の息子。
「え!は?なに?」「僕乗っていいの?え!僕の好きなバスだよ?」

コロナの影響でまだ一度もバスに乗ったことがない息子
家には自動車関連のおもちゃがいっぱいあって、中でもバスがお気に入りの息子。

「え!だってバスだよ!」バスだよ!

バスの中の息子

もはや天下を取ったような顔で、わくわくが止まらない顔で、早く出発しろと言わんばかりの顔で、座る。

余裕。いままで泣きながら道中引きずられてきた子供の姿ではない。

早く出発せよ!苦しゅうない。

それを見送る母

ななお。恐怖「….」

初登園の幼稚園の状況

息子。スマイル実は初日で1日登園。幼稚園の先生からの連絡によると、「給食をほぼ全部食べた」遊びたすぎて、給食を放棄しておもちゃに向かったらしい。

楽しすぎて他の園児とおもちゃの取り合いを行い、先生に仲裁に入られたらしい。

ちゃんと報告してくれる良い幼稚園の先生のようでありがたいね。
とにかく、満足だったらしい。
帰りのバスの中で一瞬寝たらしい by お姉ちゃんより


翌日のお姉ちゃんの登園の日

娘。笑顔いつもの普通のお姉ちゃん、笑顔で登園。
「僕もいけるんでしょ?知っているよ。早くリュック背負わせて!」としたり顔の息子。(週1回だけの登園なので、この日は登園しない)そのまま意気揚々とバス乗り場へ向かう

翌日のバス到着
幼稚園バスの例の絵

息子。驚き幼稚園の先生の制止を振り切り、バスに無断で乗り込もうとする息子。「今日はいかないんだよ」と止める母。

状況を理解し始めようとする息子。
「キョウハコノスキナバスニノレナイノ?」

苦笑いする幼稚園の先生と運転手。
閉まるドア、そして寂しげな息子の後ろ姿。

翌日のバス出発後の息子

息子。キメ顔

特に泣きじゃくることもなく、すんなり理解。

明日こそは絶対乗ってやる。(しゃべれないけど)って思っているのかもしれない。でも明日は土曜日でお休みよ。

聞き分けの良い?ちょっと成長した息子の姿があったのでした。

「ちょっと嫌なことがあると泣くけどね。」って顔してる。


まとめ

もしかしたら、その子は状況を理解していないから泣いているだけかもしれない。幼稚園に行きたくないということは、ママとの永遠の別れを意味する絶望と思っているかも。
うちの場合は大好きなバスに乗れることで、すべての悲しみや絶望を消し去るだけの力があったようです。ママから引き剥がすことを考えるよりは、子供が好きなことが幼稚園にある、できれば登園時にあることで、子供が泣き止み、ママさんの苦労が少しは楽になるのかもしれません。