iPhoneiPhoneを買って2週間ほど経って、母が電話で「Siriが反応しなくなったっ!」と連絡してきた。
変な設定をしたのか、雑踏で言っていないか、色々聞いたが「特にいじってない、家の中で言ったけど反応しなくなった」だそう。
弟が勝手に設定をいじったのか…。
とりあえず家に持ってくるように言った。

特に設定はいじっていない様子

家に来て、iPhoneを見てみると、特に設定は変わっていなかった。
試しに呼びかけてみた。
Hey Siri!
テレッ
あれ、反応する…。
そもそも私の声に反応したらダメなんだけどね。

私「どういう時に反応しないの?」
母に聞く。
母「あれ〜。お母さんがやると反応しないんだけどな〜。Siri!」
(ん?)
母「Siri!ほらっ!」
(…もしかして)
私「お母さん、もしかして『Siri』って呼んでない?」
母「そうだけど?」
私「それじゃ反応しないよ…。」
母「なんで?」
私「Hey Siri!って言わないと」
母「えっ!?」

Siriだけだと、会話の中で「し」と「り」が連続して言ったら、それだけで作動してしまう可能性が高い。だからHey Siriでワンセットなのに。
こういうことが、おそらくシニア世代には分からないのだろう…。

とりあえず上記のことを母に説明し、理解してもらった。
母になんでSiriと短縮してしまったのか聞いたら、
「だってHeyってカッコつけてるみたいで嫌なんだもの。」
だそうだ…。

最初に教えた通りにやらない

原因は、教えた通りにやらず、勝手に解釈してやってしまったこと。
機械は心を持っているわけではないので空気を読んで何かをしてくれるわけではない。
なのでこちらが適切に指示を出さないと、何も動かないのである。

機械音痴の人に限って機械のせいにする

なんでだろう。機械が苦手な人って大概機械が動かないと機械のせいにする。
「機械の調子が悪いみたいで…」とか「突然動かなくなった」とか、全部機械のせい。
さっきも言ったが機械はこちらが指示しない限り動かない。
なので疑うべきは大体いじってる人間の方なのに…。
まぁ信用できる機械では、の話だが。

そんな時はフローチャートで解決

私の解決方法。
フローチャート方式で質問をしていく。
フローチャートとは占いとかである、『あなたは20代ですか?「はい」「いいえ」』と質問を「yes」か「no」で答えるあれだ。
大きい事柄から徐々に絞っていく。
今回の場合、私は母に色々説明をした。
「いつからか」
「全然反応しないのか」
「siriが動かなかったのは外のうるさいところではないか」
「携帯の設定を触ったか」
「弟に携帯の設定をいじられたか」
説明をして、可能性を絞っていく。
この時、考えられる原因は、
・携帯の故障
・外のうるさいところで言ったためsiriが聞き取れなかった
・弟が設定を勝手にいじった
・母の扱い方が悪い
ということだ。
ちなみに母の回答は
「いつからか」→昨日くらいから
「全然反応しないのか」→反応しない
「siriが動かなかったのは外のうるさいところで言ったからでははないか」→家の静かなところでやった
「携帯の設定を触ったか」→分からない。多分触ってない
「弟に携帯の設定をいじられたか」→たぶん触ってない。
と言うことなので、母の使い方だな、と、原因を絞ったのである。この回答が嘘かもしれない、ということももちろん可能性として考えていた。
嘘の可能性は「全然反応しないのか」というところ。本当は少し反応した時もあるかもしれないが、母の性格上、これは「全然反応しない」になるのだ。
その回答だと困るんだが、母の性格なので仕方がない。

機械は嘘つかない

空気読めない私にとって、機械は素直で好きだ。
嘘つかないし。
たまに言うこと聞かない時もあるけど。
あと設定もめんどくさい。
機械音痴の人に機械トラブルの相談を受けた時は「その人自身を疑え」ということだ。
機械は素直にその人の指示に従っただけなのだから。

まとめ

なんにせよ驚きの連続である。
今回は解決できたから良かったが次はどうだか…。
私が想像しないことが多々あるので、その都度対応していくしかない。
不具合の考えられる原因をある程度絞り、そこから徐々に絞っていくしかない。
機械音痴の人に機械トラブルの相談を受けた時は、「その人自身を疑え」ということ。
機械は素直にその人の指示に従っただけなのだから。(大事なので2回言いました)