男の子って乗り物系大好きですよね。
我が家の息子も例外ではなく、大の乗り物好き。
自宅から少し歩くと線路があって、そこに跨線橋がある。
男の子あるある、と、男の子がいなかったら知らなかったことを少し書いてみる。


いつもの散歩コース

娘を幼稚園のバス停まで送っていって、その足で息子と散歩に出かける。
私はこのコロナの影響ですっかり体力が落ち体重が増加してしまったので、運動を兼ねてえっちらほっちら歩いている。
気分によってコースは違うが、だいたい電車を見にいく。
自宅から少し歩くと、跨線橋があってそこから電車を見下ろせる。
休日には今流行りの撮り鉄さんがたくさん来るところなので、きっと電車好きにはたまらない恵まれた場所なのだろう。
平日なので、ほぼ息子が独占して見られる。


お手振り

息子。スマイル跨線橋からは電車はもちろん、車も結構通るので車も見られる。
息子は大興奮だ。
ずっと指差して「あっ、あっ」と言っている。
まだ喋れない息子は、車の種類や電車を言っているのであろう。
電車が真下を通るたび、運転席に向かって手を振っていた。
すると、色々な運転士さんがいることに気がついた。
・真面目に運転している人。
・立ち上がって線路の方を確認している人。
・こちらに向かって手を振り返してくれる人。
そんな中、「ふぁんっ!」と汽笛を鳴らしてくれる運転士さんがいた。
最初は息子に向かって鳴らしていると気づかなかった。
でも、手を振っていると、結構な確率で鳴らしてくれる。
気づいた。
「手を振ったら汽笛を鳴らしてくれるのかっ!なんて夢を与えてくれるのだろうっ!子供に優しいっ!」と感動した。
息子も目をキラキラさせていた。


積極的に手を振る

それからというもの、電車の真上に来ては手を振るようにした。
3月のある日、踊り子号(185系)が必ず鳴らしてくれることに気がついた。
最初は「踊り子号は太っ腹だ」なんて思っていた。
違った。
2021年3月のダイヤ改正で引退するから。
どこか哀愁が漂っていたと思ったんだ。
古い車両だからかな、なんて思っていた。
そして引退することを知った時、引退するまでもう何日もなかった。
それから積極的に息子と一緒に手を振った。
やっぱり鳴らしてくれる汽笛。
運転士さんは引退する電車にどういう気持ちで運転していたのだろう。
そう思うと寂しくなった。
本当は最終列車の時に見送りに行きたかった。
その日は雨が降っていたため断念した。
そして引退した次の日、真新しい電車が走ってきた。
初日は汽笛を鳴らしてくれたが、それ以降は鳴らしてくれなかった。
寂しかった。

汽笛は嬉しい

手を振って汽笛を鳴らしてくれると親まで嬉しくなる。
貨物列車も比較的鳴らしてくれる。
ある電車の運転士さんは汽笛を鳴らし、さらに手まで振ってくれた。
夢を与えてくれる。
そして気づいた。
後ろに乗っている車掌さんも汽笛を鳴らしてくれることに!
私たちは電車が通ると最後まで手を振っていた。
その電車が見えなくなるまで。
するとある日、後ろの車掌さんが汽笛を鳴らしてくれた!
「後ろからでも鳴らせるのかっ!」
この歳になってもまだ知らない事を発見するのは楽しい。

まとめ

電車の運転士さんや後ろの車掌さんに向かって手を振ると、汽笛を鳴らしてくれる時がある、という記事でした。
おそらく子供限定なので、大人はやらないように(笑)
電車の運転士さんは優しい方が多いようです。
もちろん、鳴らしてくれない場合も多いです。
そんな時はお仕事が忙しいのだ、と割り切りましょう。